Default Image

column&newsコラム&ニュース詳細

2026.05.14マンション排水管全詰まり修理

こんにちは、夏のような日が続き中年にはなかなかハードな季節が目の前まで来ていますね、代表の仙波です。

中年とはいえ水道屋界隈では割と若い方のようで、たまに「お兄さん♪」なんて呼んでいただくこともありますが、そこのおじさん!と呼ぶわけにもいかないでしょうから苦渋の選択の結果そのように呼んでいただいたのでしょう。

さて今回は、マンションの一室の排水がすべて詰まってしまったのを直す、というお仕事です。

かなり築年数の経っている建物のようで、排水はほぼ間違いなく鉄管でしょう。

室内はきれいにリフォームされており、話を聞くと入居前にリフォームをし、その際に排水管も塩ビ管に取り替えているはず、との事でした。

そして、台所からトイレ、浴室と洗面、洗濯機全て詰まっており、どこを流しても排水口の位置が低いお風呂や洗濯排水口から逆流してくるというもの。

我々プロフェッショナルからするとしょっちゅう見かける光景ですが、そうでない人からすると恐怖でしかない状況だと思います。

管理組合の方や防災センターなどに作業に伴うリスクなどをしっかりと説明した上で作業開始となります。

こういった集合住宅では事前の説明をしっかりとする必要があります。

万が一排水管に穴が開いて漏水した場合、被害が出るは階下の方になるからです。

そうそう無いことではありますが、無くはないですし実際に私もそういった漏水を起こしてしまった事は何回かあります。

作業中にピンポンが鳴ると下の階の方が怒鳴り込んで来たのではないかとドキッとします。

詰まっている水が引き出した時も、詰まりが抜け始めたのか、もしくは排水管に穴が開き下の階に漏れ出しているのか不安になります。どんな作業をしていても必ず不安になりますし、頭から離れることはありません。

それくらい恐ろしいことです。

排水管に穴を開けるリスクと同じくらい恐ろしいのが、高圧洗浄で汚れを落としたせいで、落とした汚れが先の方で共用部の排水管を詰まらせてしまうことです。

これは古い大型マンションなどではまれにあるケースで、定期で入る建物全体の排水管高圧洗浄の際に起こることが多いです。

昔はそういった高圧洗浄専門の会社に勤めていましたので、作業中に共用部が詰まりだし、溢れかえり、スタッフ総出で被害宅の対応と詰まりを解消させる対応など、手分けして行い朝にまでなったことも何度もあります。

そういった経験があるからこそ怖さが分かっているので、より慎重にならざるを得ない訳です。

ほんとにやばい時ははっきりとお断りすることもあります。あまりしたくはないですが。

賃貸物件で、オーナーや管理会社に全く状況連絡がされていない時などは絶対に手を付けてはいけません。

入居者の方はお困りで大変心苦しいことですが、こればかりは自分を守るためには仕方がありません、何か起こった際に損害賠償で自分の家族を路頭に迷わせるわけにはいきませんからね。保険があるので実際そこまでになることはありませんが。

前置きが長くなりましたが、作業は洗濯機をどっこいしょとどかして洗濯パンの排水口から行うことにしました。

このようにしようと思ったのは長年の経験からくる勘というやつです、よく外れますけど。

幸い到着時は水位がだいぶ下がっているのでまずは内視鏡カメラにて配管の様子を見てみることにしました。

グーっといってくねくねしながら、なぜか途中にアキレスジョイントなんかが使われていたりしつつグネグネーっとした先がどうやら詰まり箇所のようでカメラが汚物にアタックして全く進まなくなりました。

まれにカメラヘッドアタックで詰まりが抜けてしまうこともあるので、それに期待して少しズボズボやってみますがそう簡単にはいきませんでした。

お次はトーラーの出番です、入り口が50の排水管なので8ミリのワイヤーからやっていきます。

カメラもセットしたままにしてあるので、謎のアキレスジョイント部も慎重に通過させます、そして汚物部にワイヤーが突入し始め、手元にも汚物系の柔らかい詰まりに食い込んでいく手応えが伝わってきます。

この時にワイヤーががっちり食い込むと少し怖いです、なにせ相手は鉄管ですから、回転方向や回転スピードなどを調整しながら手元に伝わる感触に全神経を注ぎます。

うちの息子がテレビに夢中になりよだれを垂らしている時と同じくらい集中します。

するとカメラ内の水位が下がり始めました。トーラーの動きを止めてしばらく流水します。また水が溜まり始めます、ゆっくりとトーラーを回転させ、また水位が下がるのを待ちます。

これを繰り返し、完全に抜けたのを確認したら再度カメラにて詳しく調査を行います。

しっかりと竪管まで確認することが出来ましたので、これにて作業は完了です。

原因は錆、部屋内の配管は塩ビですが、当然竪管は鉄管ですので、部屋内の管と竪管の合流部は当然鉄管ですので、そこの錆は残っています。

再発のリスクは高いのかなとは思いますが、今回は詰まりぬくところまでのお仕事ですのでこれにて完了となります。

水回りでお困りの際は、お気軽にご相談ください!