こんにちは、相変わらず更新はサボり気味ではございますがしっかりと仕事はしております、代表の仙波でございます。
今回のご依頼は戸建ての漏水調査です。水道屋をやっていると必ず定期的にやってくるお仕事ですね。
建物の大きさや間取り、何世帯か一緒になっていて水道メーターは1つ、などなど色んなパターンはありますが、基本的な調査の流れは大体一緒なんですね。
人によってある程度進め方などに違いはあるかと思いますが、抑えるポイントは共通しているのではないかと思います。
私の場合は、漏水調査の道具というのが音調棒とテストポンプしか持っていないので、あまり高度な調査までは行えませんが、正直特に困ることはないので増やすつもりもありません。
まずはメーターの確認をし、室内と屋外の目視点検と音調棒による調査を行います。音調棒はなれれば誰でもできる簡単な調査です。
思っているより意外と音を拾うので、室内で聞いていても屋外露出配管に風が当たる音などが反響して聞こえてくることもあるので、多少の経験としっかりと周りの状況を確認するということは最低限必要になるかとは思います。
続いて目視の点検ですが、これが意外とおろそかになっている人は多いです。
室内はぱっと見で大体はわかりますが、外回りの目視点検は意外と見逃しがちになることがあります。
雑草で覆い茂っているところの土に周りには無い若干の湿りがあったりですね、基礎の通気から床下を覗いてみるとかですね。
当たり前といえば当たり前なんですが、さーっと見てしまうと意外と見逃すことがあります。怪しい個所を見つけたら音調棒で奥まで刺してみるのもありですね。
そこまでやっても全く漏水の痕跡が見つけられない時は、穴掘りです。
シンプルに水道屋といえば穴掘りです。最近はこれをやらない人が多いです。
場所がわからなければ、配管を全て交換してしまいましょうというパターンですね。いわゆる配管の引き換え工事というやつです。
最終的にそのような提案をする場合はもちろんあります。鉄管で錆で水が出ないとか、腐食が激しすぎて手が付けられないとか、金属管の場合は寿命がありますので、せっかく1箇所直しても次々に漏水が続くこともありますので、その辺のお話はしっかりとする必要はあると思います。あとは、お客様のご要望に沿った方法をとることになると思います。
ただ、ちょろっと点検してさあ全て配管を取り換えましょうというのは水道屋ではなくただのリフォームの営業です。
リフォームが悪いと言っているわけではありませんが、現調から打ち合わせ、どの様に直すか提案をし見積もりを出して施工する、これを全て自分でやれるのが一人でやっている強みですので、やはり利益のみを追いかけるやり方はあまり好きにはなれないですね。それが嫌で会社に所属するのをやめたのもありますが。。。
まあやり方は人それぞれですし、会社の方針などもあるので何が正しいというのはないと思います。最終的に決めるのはお客様ですので、いろいろな提案をしてあげるのが親切な対応なのではないかとは思います。
という訳で今回も現場も漏水のろの字も見つからなかったので、怪しいところというか単なるヤマ勘ですが、穴掘り開始でございます。
広いところをスコップでざっくざっく掘るのは簡単ですが、なかなか都内の戸建てで外周を掘るとなるとそうはいきません。
お荷物がいろいろ置いてあったり、植栽が植えてあったり、見るからに腰を破壊されそうな巨大な敷石があればそれをどかしながらホリホリしていくわけでございます。
そんなこんなで堀ホリしてきますと、今まで見たことも無いような複雑に入り組んだ埋設配管です。ガスやらお湯やら、どうやらもう使っていない昔の配管までもが残された地中配管から、建物内部に通っている配管を切断しキャップをします。
切るのも、パイプカッターも入らなければシャーパーも2センチづつくらいしか動かせないので一苦労です。
するとなんとラッキーなことに一発で漏水の経路が判明しました。ちょうど洗面所のよこから建物に入るところにキャップをして漏水が止まったので洗面系統だけやりかえて終わりかなと油断したのもつかの間。
なんとそこから1階すべての水と建物の反対側の外水栓、3階屋上にある水栓1つ、につながっていました。。。
ALC作りなので床は開口できない上に点検口などは無く、床下で全ての配管が分岐されていてそのどこかで漏れている、ということになるのでほぼほぼ全部引き換えるに近い形になってしまいました。
お客様にはこのようなパターンも全て事前に話をしていましたので、改めてお見積りを出すことにいたしました。
が、このまま帰るわけにはいきません。キャップしたところを復旧しなければいけませんので、またも狭い入り組んだ埋設配管とにらめっこです。
どのように復旧するかも当然考えてキャップしているので、ほんの僅かな直管部分にエルボ返しを多用しつつ復旧は無事完了しました。
そして2度目のご訪問、一人では厳しい工事になりましたのでお仲間の水道屋さんに応援を頼み丸1日かけて無事完了でございます。
センスイは東京都の給水指定業者に登録していますので、詰まりだけでなくこういった工事も当然行っております。
1人ではなかなか大きな工事は難しい部分はありますが、お仲間の水道屋さんに恵まれていることもありこういった工事も受けることができます。当然自分が応援に呼ばれることもありますので、そこは個人でやっている者同士お互いに助け合いです。
私の場合は、詰まりに特化している部分もあり、高圧洗浄や内視鏡カメラなど、個人の水道屋ではあまりやっていないことなどが出来るので、そういった仕事があったときに私に振ってくれる人が多い感じではあります。
水道屋さんといえばトーラーで詰まりを抜くところまで、高圧洗浄は外注に頼むという人が多く、逆に高圧洗浄の専門業者は詰まりは抜くが配管の修繕はしないので水道屋さんに頼んで下さいとなるところがほとんどです。
ところがセンスイではそのどちらも出来ます。現調から見積もり施工まで一人ぼっちでやるわけなんですが。なかなか個人の水道屋を宣伝するのも難しいですが、適正価格と正しい施工、これをモットーにまじめにやっていけば自然と仕事は増えていくというのはこの2年ちょっとで確信出来たことではあるので、これからも初心を忘れずにやっていこうと思います。
完全に一人ぼっちの水道屋さんなんかは世の中にいるのか分かりませんが本当に大変なんじゃないでしょうか、話し相手もいないですし、新しい材料の情報交換なども出来ないので、どんどん取り残されてしまうのでないでしょうかね。。。
私は独立してまだ3年目ですが、そんなわけでここまでやってこれたのは間違いなく周りの水道屋仲間だと思っています。多分こんなに多くの仲間がいる水道屋も珍しいんじゃないかというくらい沢山いるんですね。たまに応援を呼ぶとおしゃべりが止まらなくなるのも一人でやっている水道屋さんあるあるではないでしょうか。
これからもいろんな方に助けてもらいながら、長く続けられるように頑張っていきたいと思います。
ゴールデンウィークも終わりましたので、今度はお盆休みでしょうか、仕事が出来ることに感謝しながら頑張っていこうと思います。
詰まりや漏水でお困りの方はいつでもお気軽にご相談ください!

